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クラウドとホスティングはどう違うか?(2010//23)

「知」をビジネスとしてどうやって集積し蓄積するか

 

日経コミュニケーション主催の「グローバルICTセミナー」が2010年2月3日に開かれ、そのレビューを読んだ。その中で、ベライゾンが提供しているCaaS(Computing as a Service)をクラウドと呼んでいた。「うーん、これはホスティングだよね。」というのが筆者の感想である。以前このブログで書いたが、筆者は1970年代にCDCで、世界の10か所(パリ、ロンドン、ワシントン等)のスーパーコンピュータセンターをネットしたデータサービスに従事していた。30年昔のサービスとの違いは仮想化、分散化、高速化程度じゃないか、と言ったら怒られるだろうな。だってユーティリティーを提供するだけなんだから。むしろ、CDCのサービスの方が、このサービスでなければ使えないユニークなアプリを揃えていたから、クラウドに近いと言えるだろう。

ITPro主催のエンタープライズ・クラウド・フォーラムのレビューを読んだが、どうも日本では「ネットワークワイドの分散型ホスティングサービスをクラウドと呼んでいるらしい」。

クラウドとホスティングの違い、それは「知」をビジネスとしてどうやって集積し蓄積するか、なのだ。

日経は日本のITをジャーナリストの立場から牽引して来たという自負と実績を持っている(例えば、コールセンタービジネス)会社なのだから、世間に正しい言葉の使い方を示して欲しい。